10 Nov 2012

「置かれた場所で咲きなさい」

たまたま会社の先輩から送られてきた一冊。
他人に薦められなければ多分手に取ってなかったでしょう。最近「○○しなさい」というタイトルの本が多すぎてかなり食傷気味だったので…(おそらくその方が注目を浴びるという出版社側の意図なんでしょうが、これは日本人が全般的に誰かに指示されたいという願望を表しているのだろうか・・・)

著者は渡辺和子さんという、ノートルダム清心学園の理事長を務める方。修道者としてアメリカで修練を受け、30代半ばという若さでノートルダム清心女子大学の学長に就任したとのこと。

その多彩な経験を基に、人生において非常に重要な教訓を、とても柔らかい口調で語りかけてくれるのが本書。どんな世代にもお勧めできる1冊です。
以下、心に残ったフレーズをいくつか。

・神は力に合わる試練を与えない。
→どんなに現実でも、それが変わらないのなら悩みに対する心の持ちようを変えてみる。

・きれいさはお金で買えるが、心の美しさは変えない。
→神聖な心は自分との闘いによってのみ得られる。

・苦しいからこそ、もうちょっと生きてみる。
→生きようとする覚悟、そして笑顔は人に力と勇気を与えてくれる。

・順風満帆な人生などない。
→思わぬ不幸や失敗から本当に大事なことに気付くことができる。

・自分のいのちに意味を与える。
→家族、友人、他者への愛は生きる原動力。

・一生の終わりに残る物は、我々が集めたものではなく、我々が与えたものだ。
→謙虚になることが成熟の証。

・老いは人間をより個性的にするチャンス。
→人間関係を「量から質」に変え、自分を豊かに。「老い」を意識するとき、人はより柔和で謙虚になれる。