TOEFLは2回受けたものの、120点満点中100程度と海外の大学院でギリギリ足切りにならない程度しか点数が取れず、独学でのスコアアップに限界を感じていました(特にSpeaking)。
そんな時、こちらのブログを発見。どうやらIELTSの方が対策が簡単そう・・・ということでIELTSに乗り換えてみたところ、結果はOverall 8 (スコアは1から9のバンドで示されます)とあっさり目標に到達。
では、なぜIELTSの方が良いスコアが取りやすいのか?検討してみたいと思います。
まず、各試験内容の構成は下記の通り(一般的なIELTS AcademicとTOEFL iBTを比較)
IELTS Academic
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TOEFL iBT
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Listening
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試験時間
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30 分
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60 ~ 100 分
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問題数
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40 問程度
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30 問~ 36 問程度
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試験内容
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4 Section から構成
Section 1: 日常的な会話 Section 2: 日常にある説明 Section 3: 学術的な会話 Section 4: 学術的な講義 |
2 Section から構成
Section 1: 学術的な会話 Section 2: 学術的な講義 |
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Reading
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試験時間
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60 分
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60 ~ 100 分
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問題数
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40 問
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36 問~ 70 問程度
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試験内容
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3 つのパッセージが出題
全て学術的な内容 1 パッセージ 850 字程度 |
3 ~ 5 つのパッセージが出題
全て学術的な内容 1 パッセージ 600 ~ 700 字程度 |
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Writing
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試験時間
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60 分
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約 60 分
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問題数
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2 問
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2 問
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試験内容
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2 Task から構成
Task 1: 図や表、グラフ解説 ( 約 20 分 150 語以上 ) Task 2: 主観の意見 ( 約 40 分 250 語以上 ) |
2 Task から構成
Task 1: Independent Task ( 約 30 分 300 語程度 ) Task 2: Integrated Task ( 約 20 分 150 ~ 225 語 ) |
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Speaking
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試験時間
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約 15 分
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約 30 分
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問題数
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3 問
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6 問
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試験内容
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Part 1: 自己紹介・挨拶
Part 2: スピーチ Part 3: ディスカッション |
Part 1: Independent Task
Part 2: Integrated Task |
上記を基に、試験結果に影響する大きな違いを纏めてみました。
①試験時間
IELTSは全体で3時間以下なのに対してTOEFLは4時間以上。iBTであれば長時間パソコンに向かい合う必要があるので、相当な集中力が必要です。(IELTSは全て手書きで回答)
②各セクションの容易さ
Listening
IELTS:日常会話の比率が多く出てくる語彙も中学・高校レベル。また、回答すべき部分も数値や2-3の単語など平易。(但し、手書きで回答するので時制や複数形などの小さいミスもしやすい)
TOEFL:学生の会話、講義など全て学術的な内容。回答の選択肢も長い文章+語彙は大学レベル。
Reading
内容のレベルや文章量にはさほど差がないものの・・・
IELTS:紙ベースで読みやすい(人によるか?)
TOEFL(iBTの場合):全てパソコン表示なので目が疲れるし、書き込みができない。
しかもTOEFLは出題されるパッセージが3~5と毎回数が変わる。5題出ても2つはダミーで実際に採点されるのは3題分のみだそうから、これはただの集中力の浪費になる・・・
Writing
IELTSのTask2とTOEFLのTask1についてはほぼ同様で、ある問いに対し自分の意見を述べるもの。
大きな違いはもう一つのTask。IELTSのTask1では表やグラフから情報を読み取り、変化を説明することが求められます。これについては決まった言い回しを覚えれば簡単。(こちらのブログやサンプルが非常に参考になります)
一方、TOEFLではリスニングで聞き取った講義内容と短いパッセージ(200-300語)の内容を比較・検討し要約する必要があり、どちらもきちんと理解していないと文章が書けない。
Speaking
Naitiveでないと一番点数がとりづらいSpeaking。一番の違いはIELTSが実際に面接官と対面で行うのに対して、TOEFLはマイクに吹き込むという形式でしょう。
また内容もIELTSは自己紹介や身近な話題に始まり、あるトピックについて意見を述べるというものなので、発言の自由度が高い。(トピックも家族、友人、学校教育、住む場所、技術の進歩などとっつき易いものが多い。You Tubeに沢山サンプルがあります)
一方、TOEFLでは会話や講義内容を聞き取り、関連する文章の内容と織り交ぜ、自分の意見や要約をする必要があり非常に高度。リスニングでうまく聞き取れなければそもそも発言できない。
③採点方法
IELTS:4セクションの平均でOverallの点数が出る=苦手なセクションがあっても他のセクションで挽回できる
TOEFL:各セクションの点数(満点30点)の合計が全体の点数となる=点数をあげるには全てのセクションで良い点を取る必要がある。
④試験管が英語で説明してくれる
TOEFL:各セクションの点数(満点30点)の合計が全体の点数となる=点数をあげるには全てのセクションで良い点を取る必要がある。
④試験管が英語で説明してくれる
試験会場によるかと思いますが、イスタンブールで受験した限りTOEFLは試験会場での説明や注意は全てトルコ語で行われたのに対し、IELTS初めから全て英語だったので、集中しやすかったです。(日本では日本語なのかなぁ?)
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勿論、IELTSは全ての大学・大学院が採用しているわけではないですが、最近は米国の大学もかなりIELTSの点数を認めている様子。(IELTSのウェブサイトによると米国でも3,000の教育機関が認めているそう)
しかも、大学によってはTOEFLとIELTSの要求水準が大分異なることが多い。MBAや大学院留学を考えている人であれば、アゴス・ジャパンのサイトから要求事項の一覧が見られます。
まずはクライテリアを確認し自分に合った試験を受けることが重要かと思います。
まずはクライテリアを確認し自分に合った試験を受けることが重要かと思います。
個人的には、絶対IELTSがおススメです。