21 Apr 2012

読書のススメ



以前のポストでも書いた通り、ライフネット生命の出口社長の言葉からは本当に学ぶことが多いです。

Diamond Onlineのコラムでは読書について氏の考えが改めて整理されており、非常に参考になったので備忘録まで。


●なぜ読書が重要なのか?
人間は「人から学ぶ」「本から学ぶ」「旅から学ぶ」以外に学ぶ方法を持たない動物。しかし、実際に人に会い旅に出ることは時間的・金銭的なコストが大きい。それに比べて読書は経済効率が良く、手軽に著者と対話することができる。
●なぜ古典が重要なのか?
人類の長い歴史の中で今日まで残ってきた古典は市場の洗練を十二分に受けている。例え古典が書かれた時代背景が全く異なるものだとしても、人間の喜怒哀楽は根本的には変化しておらず、優れた古典は人間社会に対する鋭い洞察に満ち溢れている。この洞察力は人間関係やビジネスのいかなる場面においても重要になる。
●思考力はどう高められるのか?
きちんと書かれたテキスト(=古典)を一字一句丁寧に読み込み、著者の思考プロセスを追体験すること。途中で分からなくなったら、前に戻ってきちんと読み直すこと。その際、ジャンルや時代を問わず古今東西の名著を紐解くこと。

尚、読書の方法についてはこちらのポストで触れたショウペン・ハウエル「読書について」も参考になります。