17 Mar 2012

憂うこと

なんで人は戦争なんかしなくちゃならないんだろう…嵐だの洪水だの地震だの噴火だの津波だの飢饉だの癌だの痔だの累進課税だの神経痛だのとこれだけ多くの災難が人生に充ちているというのに、どうしてその上戦争まで起こさなくちゃならんのだ?ー村上春樹『遠い太鼓』

本当にそう思う。

トルコに来てから、エジプトの革命、オサマ・ビンラディンの殺害、その他たくさんの騒乱、暴動、革命、デモ等々、人々が傷つけ合うような出来事がたくさん起きている。シリアの混乱は今でも続いており、毎日目を覆いたくなる様なシーンが流れている。

もちろん、これまでも同じようなことは数えきれないくらい起きてきたのだろうけど、島国であり言葉の壁のある日本では世界の反対側で起きていることがいまいち実感できなかった。
でも、トルコに来て、日本よりも大胆な報道をする海外メディアに触れ、実際にシリアやイラク出身の友人に出会い、あぁ本当に日本はよくも悪くも平和ボケしているなぁと思った。

もっともっと、人々が協力して立ち向かうべき問題は沢山あるというのに、国や宗教や民族や考え方の違いを原因に同じ人間同士が争いあっている現実は本当に悲しい。

みんな本質は同じはずなのにな。