9 Nov 2011

未来のATM

世界の約50%以上の人々が未だに銀行サービスへのアクセスがないとされています。金融サービスは経済活動の潤滑油であり、市民にとっても日々の生活に非常に重要なものです。

今回紹介する米国のNCR社が開発したのは読み書きのできない人用のATM。

もともとはインド・ムンバイのスラムに多くの読み書きのできない住民がいるとの同社調査に基づき、インド全土での金融サービス拡大のために開発されたもの。
形状は下のとおり、ドラム缶の様な感じ。

ncratm3.png

特徴は非接触カードリーダー、指紋認証と色分けされた預金引き出しボタン(色により金額が異なる)。もちろん文字は一切なし。

現在は米国での試験導入準備中であり、テスト後は途上国を中心に導入予定とのこと。テクノロジーの発展があらゆる特性を持った市民の生活向上に貢献している良い例ですね。