31 Jul 2011

「毎日が日曜日」

世界に類をみない日本の“総合商社”というビジネス。
その中で一人のサラリーマンの左遷を軸に繰り広げられる人間模様を描いた一冊。
国際ビジネスという一見華やかな舞台の裏で、一人ひとりの商社マンは何を感じ、どんな苦労をし、何を犠牲にしているのか等が生々しく描写されている。

30年以上前の著作であるが、商社の仕事を理解するのに役立つ一冊。

<あらすじ>

商社マンの沖は、社内では「戦列外」とみなされている京都支店長に配属された。
社長や相談役の接待が主要な任務であるこの肩書きをまとい、「毎日が日曜日」である鬱屈した日々を送る。
若いころ開発輸入のために汗水たらして開墾したインドネシア・スマトラ島のとうもろこし畑に今も思いを馳せ、
そのとうもろこしを飼料にした養豚場の建設事業計画はいまだあきらめきれない。
上司との関係性や長年の海外生活に伴う子供の教育問題などに悩みながら、
沖は仕事のやりがい・自身の幸せについて模索してく。

9 Jul 2011

大切にしていること

会社勤めを始めてから一貫して心掛けていた事。

それは、朝一番に清掃の方々に挨拶する事。

彼らは毎朝早くから、おそらく多くの社員が気づかないような所で、(あの蟻地獄のような…)オフィス環境が少しでも快適になるよう支えてくれている。残念なことに企業の規模が大きくなるほど、そういった方々との繋がりは少なく、彼らへの感謝の気持ちなど皆忘れていまっている。だからこそ、自分はせめて朝の挨拶やさりげない一言で感謝をきちんと表そうと思っていた。

そんな中、ライフネット生命保険の会社紹介はとってもユニークで温かい気持ちにさせられる。
経営者でもなく社員でもない、清掃担当の女性の声。

別に注目を浴びるためにそんな紹介方法をしているわけじゃない。
生命保険という人の人生に関わる商品を扱っているからこそ、
正直に会社の本当の姿を色々な面から見せているだけ、ということが伝わってくる。

こういう会社、なかなかないと思う。

2 Jul 2011

英語の勉強方法

昨日のエントリーに引き続き、英語の勉強方法について◎

私自身、生まれはアメリカですが3歳の時に東京に引っ越した為、帰国子女としての恩恵は全く受けておりません。(というか、自分が帰国子女だとは思っていない…)

もともと海外のことに興味はありましたが、海外生まれなのに帰国子女のように英語ができないという強いコンプレックスがあったため、必死に勉強しました。その結果、TOEICでは満点、今ではネイティブ同様に英語は問題なく話せるようになりました。
(日本にいた時はずっと自分の英語に自信がありませんでしたが、外国(非英語圏)に暮らしてみて自分の英語力も捨てたもんじゃないなぁと思い直したものです。けっして驕っているわけではありません・・・)

どうやって勉強したの?と聞かれることが多いのですが、これまでで一番為になった勉強方法を紹介します。

それはシャドーイングです。

具体的には英語のニュースでも映画でも音楽でもなんでもよいので、聞いたことをそのまま追いかけて(影/Shadowのように)口に出すこと、です。私の場合、BBCの教材を使いレポーターと同じ速度・発音で話せるようになるまで、何度も何度も繰り返し練習していました。中学・高校時代は暇さえあればこの練習をしていました。発音・英語のリズムや英語での思考方法を身につける為に、この方法は本当に最適だと思います。

後は洋楽も好きだったので、新しいCDを買っては歌詞を丸暗記し同じ発音・調子で歌えるまで練習もしていました。(ちなみに一番難しかったのはEminemの"without me"。ラップは難易度高すぎました。。。)
映画やドラマも勿論良い教材だと思いますが、スラングや話し手独自の語調があるため、初めはニュース等クリアで分かりやすいものをおススメします。

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もちろん、英語に限らず外国語学習にとって一番大切なのは学習に対する動機及び情熱なので、それを持った人が上記方法を取れば非常に役立つ、ということです。
私の場合は単純にネイティブみたいにかっこよくスラスラ話したい!という思いが根底にあったので、英語学習は非常に楽しいものでしたが、そういう強い思いがないとなかなか難しいですよね。