27 Feb 2011

スラムダンク・アラビア語Ver



21 Feb 2011

"Kissing You"

Kissing You by Des'ree



Pride can stand a thousand trials
The strong will never fall
But watching stars without you my soul cried
Heaving heart is full of pain
Oh, oh, the aching
Cause, I'm kissing you oh
I'm kissing you oh
Touch me deep, pure and true gift to me forever
Cause, I'm kissing you
Oh, I'm kissing you, oh
Where are you now?
Where are you now?
Cause, I'm kissing you
I'm kissing you, oh

17 Feb 2011

違い

最近よくチェックしているクローデン葉子さんのブログ「世界級ライフスタイルのつくり方」。
彼女は京大→電機メーカー→商社(海外勤務含め)→仏INSEAD MBA取得後、オーストラリア人の旦那様とシンガポールやロンドンにて生活、という文字通りグローバルなバックグラウンドをお持ちの方。ライフステージにあわせ、住む環境や仕事を国というカテゴリーにとらわれることなく選択する、という姿勢にはとても共感できるし、素敵だと思います。

ブログでは様々な分野に関する記事があり、その中でも特に共感できたのがこちら

一般的に、日本では「違うこと」=「よくないこと」とみなされる傾向が強いです。この価値観は日本の地理的・文化的背景や国としての教育方針が影響しているものと思うけれど、それにしても皆が皆同じであることが普通であると考える社会は、私自身とても窮屈に感じており、彼女が言う「しっくりこない感」には非常に共感できました。

例えば、最近流行りの(?)「空気を読む」という言葉。状況によっては周囲に合わせたり、共調することは大事だと思う一方、それが単なる同調(=考えなしに相手に追随する)を強要するような場合も多い。自分の頭で考えることなく、(もしくは自分なりの考えを持っていたとしても違う意見の表明による衝突を避けるため)、だれかの意見に従うという傾向は社会全体に大きな悪影響をもたらすと思います。

私が海外に出ていくのが好きな理由は、やはり「違い」との出会いに魅力を感じるからなのだと思います。ある社会ではDiversityが一般的であり、国籍・人種・宗教・価値観などあらゆる面において違うことが当たり前とみなされている。そんな環境に身をおくことは非常に刺激的だしわくわくする。
また、ある社会では自分が完全にminorityであり、どこを歩いても宇宙人扱いされた。それはそれでストレスもあったけれど、「違い」を超えて現地の人々と友情が芽生えた瞬間はとても嬉しかった。

「違い」は差別や対立などの原因であり、これまで、そしてこれからも人間の歴史において大きな課題であり続けるのだと思う。それをいかに乗り越え、「違い」を認め合える社会を作れるか。ブログを端にそんなことを考えていた、アンカラの夜。


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13 Feb 2011

Uprising Egypt

2011年2月11日、30年続いたエジプトのムバラク政権が崩壊しました。

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BBCやCNNによる連日の報道は、エジプトの歴史が塗り替えられていく瞬間をリアルタイムで世界中に伝え、遠く離れた国の人々にも大きな衝撃を与えました。(たまたまこの時期トルコにいたので、日本ではどのくらい生の情報が伝わっているのか分からないけれど・・・)

事の発端は、チュニジアで起きた26歳の青年の焼身自殺。路上での野菜販売などを禁じられた青年の自殺は、かねてより政府に不満を抱いていた失業者による反政府のデモに拡大。その後、チュニジアでのジャスミン革命→ベン・アリー政権の崩壊→エジプトへの連鎖・・・とつながったよう。

一般的な報道では「エジプトの民主化革命」と伝えられており、民衆の手により独裁政権が倒れたという点では正しいのだと思う。(それにしても30年て…チャベス大統領なんかよりも全然長いし)ただ、単純に民主化という言葉で片付けてはいけない、ということをエジプト出身のFIFIさんのブログでremindされました。
日本語によるメディア(テレビ・書籍など)において、アラブやイスラムに関し正確な情報を伝えているものはあまり多くない中、彼女の生の情報は現状を理解するのに非常に役立つ。彼女によると、エジプト国民が怒りを感じていたのは、ムバラク政権が親米で外国にいい顔しいの政権であり、国民のことを全く顧みていなかったから。だからこそ、同じ独裁政権でも反米のリビアにはデモは波及していない。
重要なのは、独裁か否か・民主的か否か etc.ではなく、国のトップがどれだけ国民のことを考え行動しているか。その意味で、ベネズエラのチャベス大統領の支持率が高い(最近は低下していると言われているけど)のも納得できます。

今回の一連の事件では民衆のパワーの凄さに圧倒されました。そして、これまでの歴史も一人ひとりの力が繋がることによって紡がれてきたのだということを改めて実感。(今回の場合はソーシャルメディアが繋ぎ役となった点も興味深い)エジプト国民の勇気を称えると共に、一日も早く情勢が安定し新たな国造りに向け動きだして欲しいと強く願います。

7 Feb 2011

転機

先週、先々週と入札準備で仕事がたまりにたまり、文字通り身も心もボロボロになっていた最中、自分のキャリアにとって大きな意味を持つ話が舞い込んできた。
こんな忙しい時にそんな話を持ってくるなよ、と正直上司をかなり恨んだ。決断を下すまで悩んでいる余裕すらほとんどない中で、あらゆる可能性を考慮し、自分なりに結論を出した。勇気のいる決断ではあったが、チャンスを生かすため最大限努力したいと思う。

今回の一件を経て、ある一人の上司が本当に尊敬できる人だということを再確認した。商社の仕事は人が全て、とよく言われるが、そんな中で心底信頼できる人と出会えたのは本当に幸せだと思う。人間は基本的に利己的であり、自分のことが一番大切だ。だからこそ、追いつめられたときや重大な局面に陥った時、その人の真価が問われる。
その上司は自身も大きな決断を下す必要があったにも関わらず、私の今後についても真剣に考えてくれた。戦略的なアドバイスをくれた。何より、理解を示してくれた。

そんな人との出会いがあるからこそ、頑張ろうと思えた。

6 Feb 2011

「息もできない」

愛を知らない男と、愛を夢見た女子高生。
傷ついた二つの魂の邂逅。



ヤン・イクチュン監督、主演の「息もできない」(Breathless)を鑑賞。家族や暴力を中心に、不器用でひねくれた生き方しかできないヤクザと、同じく心に暗闇を抱える女子高生を描いた作品。
おそらく人間誰しも心の奥底にはどろどろとした不気味なものを抱えていると思う。この作品はその部分について語ることで、観る者の人間としての核心に訴えかけてくる。そういう意味で、キム・ギドク監督の「悪い男」なんかと非常によく似ている。

概して韓国映画は非常に人間的で心を揺さぶるような類の作品が多い気がする。それはやはり韓国の歴史や文化、社会的背景が大きく影響しているのだろう。今回の作品の背景についても、ヤン監督はこう述べています。

「韓国の歴史的な背景を見たとき、“国”が私たちの父親や母親の世代の心に傷を負わせてきたという認識があったんです。父親は国の発展のため、家族のことは二の次でお金を稼ぐ機械のように扱われてきた。じゃあ、母親はどうだったかというと、小学校までしか通っていない人も多く、子どもを教育する余力がない。それでも母親には子どもたちと一緒に暮らしている一体感がありますが、父親には家族との意志の疎通がなく、かといって外に行っても確固たる地位があるわけじゃない。でも、国の復興という大義名分のために働く必要がある、そういったゆがんだ家族像が、実は韓国では広く見られるんです。となると、当然いろいろなトラブルが起きますよね? 私もそういったひずみの真っ只中を生きてきて、もやもやしていたんです。」

社会や家庭などあらゆるコミュニティーにて生まれうる“ひずみ”。人間としてこの暗い部分に目を向けるのは時として非常にツラい。だからこそ、このような作品は観る者の心を揺さぶり目をそむけてはいけないと迫ってくる。そして、そういう作品に出会えることは非常に幸せだと思う。