22 Jan 2011

「絶対貧困」


絶対貧困絶対貧困
(2009/03/24)
石井 光太

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1日1ドル以下で生活する人々と寝食を共にした石井光太氏による、世界の貧困層の生活にスポットを当てた“リアル貧困学”講義。 

スラム生活者、物乞い、ストリートチルドレン、売春婦… 

彼らは毎日どのような生活を送っているのだろうか?ご飯は?仕事は?学校は?恋愛は?性生活は?出産は?葬儀は? 
本書では、以上の様ななかなか知りえることのできない、最貧民の生活事情が描かれています。 

多くの人は「貧困」と聞いても、自分とは全く別の世界で起きている問題だと思うかもしれません。 
しかし、そんな人にこそ本書はぜひ一読してもらいたいと思います。読み終えて「かわいそう」としか思わなくたって構わない。まずは同じ世界に生きる者として、関心を持つことが問題解決への第一歩だと信じているから。

16 Jan 2011

「The Social Network」

1月16日に行われたゴールデングローブ賞にて、Facebook創始者を描いた「The Social Network」が作品賞など4冠に輝いたそう。

ちょうどその1週間前、試写会にて映画を観てきたけれど、予想していた以上に内容は面白かったです。
Mark Zuckerbergの好きなことをとことん追いつめて新しいサービスを生み出していく姿が、非常にspeedyかつexcitingに描かれている。事実に基づいた現在進行形の話なので、結末はどうなるのかな?と思っていたけれど、個人的には終わり方が一番好みでした。

ちなみに2010年、経済誌フォーブス誌が発表した「世界で最も若い10人の億万長者」の第1位に当時25歳の最年少でランクインしたようで、推定総資産額は約40億ドルだそう。。。

あとは主演のJesse Eisenbergが素晴らしかった。おそらくMarkよりもMarkらしいのでは?というくらいのはまり役で、すごい早口で感情を表に出さないギークっぷりが最高でした。(ただMarkの印象が強すぎて、次回作に恵まれるかは不明だけれど…)




え

12 Jan 2011

”Sexy as Hell”

Sexy as Hell by Sarah Connor



You're sexy as hell
gimme your love
gimme your love
while recording
gimme your love
gimme your love
i cant hold it back
you`re sexy as hell

i wanna sing about all the things
that we think about but is not happenin
i wanna take u to another place
wanna dance all night
wanna feel the bass
pumpin in my body now
somethin that will make me loud
dont stop till i scream it out
i cant hold it back

i m trippin because
i m cravin your love
u got me to sing
i want it want it
i m trippin because
i m cravin your love
u got me to sing
i want it want it

you`re sexy as hell
gimme your love
gimme your love
while recording
gimme your love
gimme your love
i cant hold it back
you`re sexy as hell

u need to make it stop
i m not allowed to touch
i want it way too much
your body and your mind
u do it everytime
u make me cross the line

you`re sexy as hell
gimme your love
gimme your love
while recording
gimme your love
gimme your love
i cant hold it back
you`re sexy as hell

9 Jan 2011

「アフリカ 動き出す9億人市場」



アフリカ 動きだす9億人市場アフリカ 動きだす9億人市場
(2009/07/14)
ヴィジャイ マハジャン

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アフリカ諸国をBRICsに続く「新たな市場」として捉え、これまでの「援助の対象」という価値観を一変させる一冊。

筆者によれば、インフラがないこと、物がないこと、マラリアが蔓延していること…それら全ては「障害」ではなく「ビジネスの機会」なのである。そのチャンスに目を向けを新たなビジネスモデルの構築に成功したのが、ユニ・リーバ、現代グループ、タタ・モーターズ、コカ・コーラのような企業であり、彼らは現在でもアフリカでの販路拡大を行っている。

その仮定でkeyとなったのが、先進国で当たり前と考えられている価値観、やり方に固執することなく、柔軟に発想を転換できたこと。C.K.プラハード著「ネクスト・マーケット」でも述べられているように、新興国には先進国の常識は通用しない。いかに、これまでの成功経験を活用し、同時に現地のやり方に適応していけるかが、命運を分ける。
本作は、アフリカでのチャンスを誇張しすぎている面もあるが、アフリカをマーケットとして捉える考え方が広がってきたことは国際開発の分野における大きな一歩と思う。

さて、日本の民間はどのような役割を果たせるのであろうか?

2 Jan 2011

「The Catcher in the Rye」

今年最初に読んだ本。Jerome David Salingerの「The Catcher in the Rye」
大学時代に一度野崎孝訳のものを読んだけど、今回村上春樹訳のものが新たに発行されたので改めて読んでみた。

ストーリーとしては、主人公の少年がボーディングスクールを退学になり、実家にもどるまでNew Yorkをぷらぷらするという内容で、起承転結や息を飲む展開なんかはない。それでもこの本がアメリカだけでなく全世界で読み継がれているのは、思春期独特の価値観や社会に対する反発を非常にうまく表現しているからなのかなと思う。特に、村上春樹訳のものは彼らしい表現方法が多く使われ、独特の世界観がすっと読み手の心に入り込んでくる。

こういう類の小説は、自分が歳を重ねるほど受ける印象が変化するんだろうな。映画「Stand by me」とかも然り。また数年後に読んでみよう。